01
UX Research UI Design Prototype HTML / CSS / JS

Accommodation
Booking UX

離脱率81%の宿泊予約UIを
リサーチ・設計・実装で改善したケーススタディ

Project
UI/UX 練習課題
Scope
検索 / 一覧 / 詳細 / 比較
Issues Fixed
15 problems → resolved

業界最高水準の
離脱率を解決する

宿泊予約サイトの離脱率は81〜89%と、EC全般の平均70%を大きく上回る。 なぜユーザーは予約を完了しないのか。 データと実際のUIを分析し、構造的な問題を特定することから始めた。

81%
ホテル予約サイトの
平均離脱率
52%
「UXの悪さ」を理由に
離脱するユーザー割合
SiteMinder 2025
+15%
フォームを13→7項目に
減らした場合の
完了率向上 Baymard

ファネル別
離脱ポイントの特定

国内外の調査データをもとに、予約フローの4段階それぞれで ユーザーがどこで・なぜ離脱するかを整理した。

01
検索
条件が多く迷子になる
日付入力の摩擦 / 価格帯が見えない / フォーム全体が重い
37%
02
一覧
比較できず判断できない
情報が多すぎる / 画像が小さく宿の雰囲気が伝わらない / 税抜表示で実額不明
24%
03
詳細
予約ボタンに辿り着けない
テキスト過多で読む気が失せる / CTA が埋もれている / 合計金額が不明
22%
04
チェックアウト
直前の不安で離脱する
会員登録の強制(+35%離脱)/ 隠れた追加料金 / セキュリティへの不信
+35%

3画面で発見した
15の問題

検索・一覧・詳細の各ページを分析し、 UX・ビジュアル・コピーの観点から問題を洗い出した。

① Search Page
  • 検索ボタンが背景色に埋もれ目立たない
  • フォームラベルが10px・グレーで判読困難
  • 日付・人数欄が4pxの隙間で窮屈
  • エラー色(赤)のお知らせバナーが常時表示
  • 余白・視覚ヒエラルキーが未整理
② List Page
  • フィルターが横スクロール依存で全数不明
  • カードの情報密度が高く走査しにくい
  • 「予約する」ボタンが小さく見つからない
  • 税抜表示で実際の負担額が不明瞭
  • 画像が120px幅で宿の雰囲気が伝わらない
③ Detail Page
  • 予約ボタンが最下部にしかない
  • プランの選択ボタンが灰色で地味
  • 施設説明が折りたたまれず長文を露出
  • ギャラリーが横スクロールで操作しにくい
  • 価格・空室・CTAが上部に見えない

主要な改善ポイント

各問題に対して根拠のある改善を施し、 実際に動くプロトタイプとして実装した。

Before
Search Button
背景と同系色の薄い青ボタン。「検索」のみ。押すべき場所が伝わらない。
Date Input
日付は手入力のみ。今夜・今週末のような素早い選択手段がない。
Price Transparency
「¥24,800 税・サービス料別」— 実際にいくら払うのかわからない。
Card Layout
120px幅の小さな横型画像。アメニティを羅列した情報過密レイアウト。
CTA Position
予約ボタンはページ最下部のみ。詳細を読み始めた時点で見えなくなる。
After
Search Button
オレンジ赤 #e8500a・padding 14px・「宿を探す →」で意図を明確化。CTAとして機能する色と文言に。
Date Input
「今夜 / 今週末 / 来週末」クイックボタンを追加。タップ1回で日付入力が完了。
Price Transparency
「¥27,280 税込」を全カードに統一。料金サマリーシートで内訳を事前開示。
Card Layout
全幅160px縦型カード。アメニティをアイコンタグ4個に絞り走査性を向上。
CTA Position
価格サマリーボックスをタイトル直下に配置。スティッキーフッターで常時表示。

データに基づく
5つの判断

01
Problem

会員登録の強制がチェックアウト離脱を平均35%増加させるという調査データがある。

Solution

予約確認シートの最上部に「✅ 会員登録不要 — メールアドレスだけで完了」バナーを配置。不安を事前に解消する。

02
Problem

隠れた追加料金・税抜表示が離脱理由の第1位(Baymard 2024)。直前のコスト増加は信頼を破壊する。

Solution

全価格表示を税込に統一。料金内訳(宿泊料 / 消費税 / サービス料 / 手数料)を事前に開示し「不意打ち」をゼロにする。

03
Problem

一人旅需要が急増しているにもかかわらず、多くの予約サイトはグループ旅行設計のままで一人旅者を疎外している。

Solution

「おひとり様歓迎」フィルター・バッジ・専用トグルを3画面に統合。検索段階から一人旅者を歓迎する体験設計に。

04
Problem

複数の宿を比較したいユーザーは一覧と詳細を行き来しており、記憶負荷が高く離脱を招きやすい。

Solution

お気に入り(♥)で最大3件を保存し、比較ページで価格・評価・設備を横断比較。最良の選択肢をシステムが提示。

05
Problem

「残室わずか」「今X人が見ています」といった緊急性の訴求は、実装しない場合と比べて予約完了率に大きく影響する。

Solution

「残り2室」(赤)/ 「空室あり」(緑)のバッジで残室状況を可視化。操作を後押しする適切な緊急性を演出。

実際に触れる
プロトタイプ

検索 → 一覧 → 詳細 → 比較 → 予約確認の全フローを
HTML / CSS / JavaScript で実装しています。

使用技術・手法

HTML5 CSS3 (Grid / Flexbox) Vanilla JavaScript UXリサーチ (Baymard / SiteMinder) 情報設計 インタラクションデザイン レスポンシブデザイン コピーライティング